どの価格帯のロードバイクを買えば良いの??悩んでいる人への幾つかのヒント。

前回(お勧めできる)ロードバイク新車価格は15万円~120万円(!!)ほどという話をしました。15万円のバイクと120万円のバイク。何が違うののでしょうか?

そして、一台目のバイクは幾らくらいの物が良いのでしょうか?

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バイクのお値段のお話!ピンキリなんです…

バイクの価格差と性能差は正比例しない。

まず、5倍高いバイクは5倍速いわけではありません。ここ重要なポイントです。

これは、ホイールなど各パーツにも同じことが言えます。

乱暴ですが、強いて言うなら5倍高いバイクは5%程度速いかもしれません。(勿論乗り手やコース設定次第ですが、割といい線だと思います。)

自分のようなローカル大会でも入賞に程遠い人間にとっては、正直”5%”は誤差の範囲です。

一方、ツールドフランスのような精鋭同士の戦いの中で、機材のみで5%差が付いたら勝負になりません。そういう場面を想定したバイクと言っても良いかもしれませんね。

お金が有り余っている人は好きにしてください。ですが、私のようなお財布が心許ない方で初めてバイクを買う場合120万円のバイクは不要です。(理由は後述します。もっと効率の良いお金の使い方があります。)

価格が違ってくるポイントは?

まず、フレームの素材によって大まかな価格帯が決まってきます。そもそもですが、バイクのフレームは主に三種類の素材が使われます。

各々の特性などは別の機会にお話しますが、カーボン、アルミ(ニウム合金)、クロモリ(=鉄、スチール)です。これ以外にも、珍しい素材のものもたまに見かけますが、今回はとりあえずスキップします。

完成車ベースの価格帯は概ね上記の順番で
カーボン(20万円~120万円)
アルミ(10万円~25万円)
クロモリ(10万円~15万円※)です。

※クロモリは、現在純競技用というより、美しさや乗りやすさを活かした”大人のバイク”のような評価をされており、個人で活躍するフレームビルダーがオーダーメードで組み上げるような商品もあります。(落ち着いたデザインでカッコいいです。)そういうバイクは、丁寧に作る分価格も高価だったりします。必ずしもクロモリ=安価ではないことを補足します。

そしてもう一つ大きな要素がコンポ(-ネント)の違いです。

そもそもコンポとは何か?って話ですよね。駆動系とか言われたりしますが、ザックリ言うと自転車の推進力を伝える若しくは止めるための歯車的パーツの総称です(ザックリ過ぎますね…)具体的には、変速機、変速レバー、ギア、ブレーキ、BB(ボトムブラケット)が該当します。

流通しているのは、SHIMANO、CAMPAGNOLO、SRAMの三社のものですが、日本で、ロードバイク用で、そして初心者が買うということならば、SHIMANO1択です。

そして、そのSHIMANOだけでも、グレード別に複数のコンポが展開されており、価格も大分異なります。

最高峰のDURA-ACEは、コンポだけで30万円とか電動モデルならそれ以上でしょうし、逆にSORAなら一式3万円とかそこらでしょうか。

このようにフレーム×コンポーネントで、大体の価格が定まってきますアルミでSORAなら10万円以下かも知れませんし、中級カーボンでULTEGRAなら30万円、ハイエンドカーボン×DURA-ACEだと80万円~などですね。

なお、ミドルグレード(~40万円)くらいまでは完成車で販売されますが、ハイエンドフレーム(フレームセットだけで40万円~)は、それにコンポやハンドル、ホイールなどを別途選んで組み上げるのが一般的です。

そういうの「バラ完」なんて言いますが、各パーツ含めた価格の相場はフレームセット価格の2~3倍といわれています。(極端な話、安価なパーツで組めば、フレームセット+10万円で完成車になりますが、通常それは勿体無い(折角のフレームの性能が発揮できない)ので推奨されないのです。)

結局どれを買えば良いの?

もう、個々人のお好みでっていうのが結論なんですが😥、それだと怒られそうなので、私なりの結論を。

お勧めは(完成車で)25万円~35万円位のミドルクラスのカーボンバイク。関係者じゃないですが、たとえばビアンキで言うならば、Oltre xr3(xr4じゃないよ)とか、ARIAとか、最近出たSPRINT辺りが狙い目かと。

この価格帯だとコンポは105又はULTEGRAのはずです。そこまで大きな差はないという人が多いですが、予算が許すならコンポはULTEGRAにしときましょう。手放すときの中古価格も一段高めで取引できます。

色々と情報を統合すると、この辺りのモデルが「コスパが良い」んです。ハイエンドに搭載されている技術が移植されつつ、一般ライダーにも乗りやすい設計になっていることが多いのです。

ハイエンドモデルだと価格が2~3倍の割りに、ミドルクラスと比べて一般ライダーが実感できる利点は少ないと思います。

寧ろ、ハイエンドは体(筋肉)が出来上がっており、ペダリングスキルもある上級者向けに作られているので、初心者が快適に乗りこなせるかは未知数です。

そこにお金を掛けるのであれば、ミドルクラスのバイクに、良いホイールとタイヤをつけて、プロテイン買ったり(要は練習しましょうってことです)、メンテナンスにお金をかける方が(機材的にも、乗り手的にも)確実に速くなります。

この業界ではとりあえずゾンダ!という言葉があります。
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フレームと無数のパーツ。奥が深いね…