”変速ギア数”が増えると何が良い??ロードバイク乗らない人に聞かれたらどう答えようか??

2019年9月25日

さて、ロードバイクは「フレーム素材」と「コンポーネント」によって、大体の価格帯が決まってくることは既にご説明しました

コンポーネントのグレードが変わると、色々と変わってくることがあるのですが、その中でも誰の目にも分かる要素の一つが「変速ギア数」です。

高いコンポを買って、ロード乗らない知り合いに話したら、大抵「で、それで速くなるの?」って聞かれますけど、ギア数の意味合いちゃんと説明できますか?

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変速ギアの秘密に迫る!

そもそも「変速ギア数」って?

自転車で○○段変速という表記を見たことがあると思います。(所謂ママチャリ等街乗り車で3段変速とかそんな所です)

じゃあレースで使われるロードバイクは何段変速でしょうか?

答えは「22段変速」です!
(シマノ(SHIMANO)社の最高位グレード”DURA-ACE”等2019年時点)

ちなみにロードバイクは前(フロント)と後(リア)に各々変速装置があります。前が2段(大、小)、後が11段なので、2×11=22という計算です。

前は現在の最新シリーズでは2段ですが、昔(下位グレード)では3段のものもあります。フロントトリプルとか言います

フロントは2段というのが基本なので、「俺の自転車22段変速!」ではなく「自分のバイクは11速!」のようにリアの枚数で話すのが普通です。

で、問題は後の変速ギア数ですが、これが、歴史上ドンドン増えてます(笑)よく大先輩方が「俺が乗り始めた頃は7速(段)だったのになぁ」と呟くのはベテランローディーあるあるの一つです。

スプロケット。この歯の枚数がリアの変速ギア数。

ギアが増えると「スピードアップ」?

するのかって話ですよね。答えは「するっちゃするし、しないっちゃしない(笑)」

分かりやすいように、ここに5速と10速の自転車があるとしますね。

まず、断言しますが「10速の自転車で時速40キロなら、5速の自転車では時速20キロしか出ない」ってことは絶対ありません。

端的に言うとギアの”枚数”は最高速度に直接関わる(多ければ多いほど最高速度UP!)ものではないからです。

じゃあギア数が増えると何が良いの?

今回のポイントはここです。答えは「ギアの選択肢が増えることにより、適切なペダリングができるから」です。

ギア数が少ないということは極端な話「重いギアと軽いギア」しかないということです。

ギア数が多いということは「重いギア、そこそこ重いギア、中くらいのギア、そこそこ軽いギア、軽いギア」のように、より細かな選択肢が増えると言うことを意味します。

レースなら、一番パワーが出る重いギアを回し続ければ良い。」と思ったあなたは、恐らく競輪選手かド素人のどっちかです😅

確かに、それをケイデンス(ペダルの回転数)を維持して回し続けることができれば、勝てるでしょう。

しかしロードレースは距離が長く(大体100km~200km)、過酷(山岳地帯を通ることもあり、1000m級の山を複数上ることも!プロレベルのコースの話ですが)です。

どれだけ脚や体力を使わず(消耗せず)に、ライバルを出し抜くかを考えたときに、重すぎない、そして軽すぎない「適切な」ギアで回すことが一番効率的(疲労を抑制)で、結果として早くゴールにたどり着くことに繋がります。

コースの状況(上り坂の斜度)、風向き、集団における位置、自分の体の状態、レース中刻一刻と変化する諸条件の中で、より適切なギアを選ぶために、変速ギアの枚数は増えてきたと言えます。

要は、ギアの枚数が増えると、バイクが”速く”はならないが”早く”ゴールできる可能性が増えるは言えるかもしれません。

今回ギアの枚数について私なりの見解をまとめました。コンポをどうするか迷っている人は参考にしてください。

ちなみに現在一部メーカーは12速のコンポを出してきましたので、もしかすると数年の間に上位グレードはドンドン12速化してくるかもしれませんね。

この「ギア数」がどこまで増えるのか分かりませんが、もしかすると20年後には20速位になっていて、私も「自分が乗り始めた時はわずか11速だったのになぁ。」と呟く日が来るんでしょうか😂