「富良野トレイルラン&ピクニック2020」参戦記(2020年9月27日)

2020年10月11日

北の国から、でお馴染み。北海道の中でも抜群の知名度を誇る「富良野」

9月27日この地でトレランの大会に参加してきたのでレポートします。シンドカッタ😥

富良野トレイルラン

この記事は

富良野トレイルラン&ピクニックの情報を、実際に30kmに参加した人間がまとめました。

今年参加した方々の振り返りに。

また、コース各所の様子なども記載しますので、来年以降参加する方の準備に役立つと思います。

富良野トレイルラン&ピクニックとは?

富良野西岳とスキー場を舞台に開催されるトレイルランの大会。

ピクニックとあるのは「ファミリーアドベンチャー5km」があるためですね。

レースとしては「10km」「30 km」の2コースがあります。

どちらかと言うとアットホームなローカル大会という印象があるのですが、今年は例年に比べて参加者の質・量共に数段アップしていたような印象があります。

恐らく、他のロードマラソン、トレランが中止だったので、それらから流れてきた参加者が多くいたのではと推察(というか自分もその一人ですが😅)します。

ちなみに参加賞はTシャツ

ブラックのシャツに前面無地、背面にロゴ。若干高校の学園祭っぽい感じがしますが、中々シックでカッコいいですね。

参加賞

コース概要

富良野トレイルラン

とりあえずコースレイアウトはこんな感じです。

以下基本的に30kmについての記載となりますが、

「北の峰ターミナル」を出発して「富良野西岳」登頂、一度スタート地点まで下ってきて、「スキー場」登頂、で降りてきてゴール。

ちなみに自分も含めて手元のGPS計測では「30km」コースの距離が26km程度になった参加者が続出しているので実際はもう少し短いのかもしれません。

主催者の言葉(嘘)

まあ、仮に距離が少し短くても、些細な問題です。

このコース「物足りない。全然歯ごたえ無い。」とは思わない人が多いと思います。中々難儀なコースdeath!

走った感想(コース詳細)

あんまり文句言うとバチがあたりますが、率直に言うならば「走りにくい」コースだったなと思います。

スタート~第2エイド(2.5km地点)

登り基調のアップダウンを繰り返すような道。二回ほど小さな沢(ここは濡れずに通れる)を通ったはず。道は狭い場所が多く、序盤なので全員そこそこの速さで進むので、追い抜かしは少し難しいかも。

ここで頑張っても仕方ないかもしれませんが、前半から攻める気力と脚がある方は先頭の方で走った方が良いと思います。

この区間は割と普通のトレランコースです。

ちなみにスタート地点が「第1エイド」なので、スタートしてから初めて通るエイドが「第2」です。

第2エイド(2.5km地点)~富良野西岳山頂(9km地点)

この区間、かなり消耗します。

まず前半は「キャニオニング(川登り)」の様相を呈します

沢渡りが頻発するんですが、足首まで水に浸るわ、岩は滑るわ、かなり神経を消耗します😅

大会の案内にも「必ず足首まで水に浸る」旨書いてあるのですが、正直「岩を飛べば、濡れずに済むのではないか」と過信してました。

無理です。

普段登山もするので沢渡も初めてではありませんが、岩の間隔や、形状が全然飛ぶ前提じゃありません。

イチかバチか飛んでも良いですが、コケだらけの岩で滑らない保証なんてありません。

更に、回数も2,3回じゃありません。大小合わせると10回位沢渡あったんじゃないですかね?

結論として、全く濡れずに進むのは至難の業です。ストックなんかを活用すれば行けるかもしれませんが…

で、この区間を過ぎると、後は頂上までひたすら登りです。

当日は地面もドロドロの箇所も多く、滑りました。

更に頂上付近1km位は、あまりお目にかかれない位の「藪漕ぎ」区間です。

肌が露出していると笹でかなりやられます。また、足元が見えずに木の根っこや穴ぼこに引っかかることもあり、かなりスリリングな区間です。

※この点については入賞者インタビューで言及があって、大会関係者の方曰く「コロナ関係で準備(草刈り含め)が思うように進まなかった」とのことでした。例年は違う状況なのかもしれません。

賞者なんかはこの区間もものすごいスピードで進むわけですが、正直自分は「走るっていうレベルじゃねえぞ」と思ってました。

ちなみに、天気が良ければこの西岳からは周囲を一望できるということでしたが、今回は「霧」😓

自分の時は何も見えませんでした。

富良野西岳山頂(9km地点)~第4エイド=スタート地点(19.5km)

途中一つエイド(第3エイド)があります。

多少登る箇所もありますが、基本的に下り区間。

スキーゲレンデ的な急下りをどう処理するかは人それぞれだと思います。脚に自信がある方は勢いよく下るのもありだし、そうでなければ温存するべきでしょう。

平坦又は緩い下り区間もありますので、ここはタイムの稼ぎ所だと思います。このコース全体でもレアな「走れる道」をお見逃しなきよう😏

一度スタート地点(=第4エイド)に帰ってきます。

第4エイド=スタート地点(19.5km)~第5エイド(25km)

スタート時とは違い、今度はスキー場を逆走する感じで登っていきます。

ひたすら登りです。一切下りなし😆

ちなみに一か所道が分かりづらい箇所があり、コースを外れてしまいました。(教えてくれた人が居て引き返すことができました。ありがとうございます。)

冷静に考えれば、あり得ない進行方向(そのまま行くとスタートに戻ってしまう)ではありましたが、道的には寧ろ「本線」な道だったので、疲労で頭が回らず間違えました。

トレランは自己責任の割合が多い競技だと思うのですが、運営者の方々、どうか分かれ道には「分かれ道の所」に目印を設置お願いいたします。

テイネの時もそうだったんですが、「分かれ道の後の正しいルート」にだけ目印があっても、「判断する場所」に目印がなければ間違える人間には何の意味もないのです…

閑話休題。

とにかくここは登ります。ゲレンデで広いので、脚(心肺能力)さえあれば、追い抜かしたりもできる道ではあります。ただ中々な斜度です。テイネトレイルの手稲山に登る斜面と似た感じですね

第5エイド(25km)~第6エイド(27.5km)

ちなみに第5エイド=第3エイドです。順番によって呼び名が違うのです。

ちなみに「スタート(ゴール)地点=第1エイド=第4エイド」「第3エイド=第5エイド」「第2エイド=第6エイド」ということになります。

ここを過ぎると今度は下り。それもスキーの上級者コースの斜度です。

かなり急なので、下りだけどスピードが出しづらいパターンです。

普段なら、結構得意な道なのですが、今回靴のサイズ選びをしくじったせいで、下りでつま先が靴にあたり、既に爪が剥がれそうな激痛状態だったので、ソロリソロリと行くしかありませんでした。

ソロリソロリ

ソロリソロリ

脚が残っている人はスピードを出すのも良いと思いますが、この急な下り区間の後にラスト3km弱割と平坦な道を進みますので、脚を少し残すようにしてください。

第6エイド(27.5km)~ゴール

第6エイドまで来ると、後は軽くアップダウンのあるトレイルです。

この区間は一番初めに走った道ですので、唯一往復する(二度走る)箇所ということになります。

脚が残っていれば走りやすい道ですが、自分は筋肉が攣る寸前でしたので冷や冷やしつつトロトロ巡航。

ゴールゲート直前、道が分かりづらい(行き過ぎてしまう)箇所があり、自分含めて間違う人続出でした。ここは人を配置すべきでしょうね。画竜点睛。

3時間48分で11位FINISH。

脚が若干故障中、更に道間違えや、爪剥がれ等トラブルがあった割にはソコソコタイムがまとまりましたが、トップからは40分位遅れてしまいました。マダマダですね😔

装備

服装

当日は曇天でしたが、少なくとも動いていれば寒くはない気候でしたので、上はTシャツ&上着、下はハーフパンツで過不足ない感じでした。

ザック

ショート仕様のザックに、350mlのソフトフラスク×2、ジェル×2を持っていきました。

途中ソフトフラスクを紛失して、若干水分不足の時間がありました…(ちなみに公式案内では2ℓ持参推奨)

エイドで水、お茶は補給できるので2Lは要らないと思いますが、500ml×2=1ℓ位はあっても良かったかもしれません。

エイドでは地元の饅頭やバナナ等がありました。(饅頭の包装が、疲労困憊で開けず悪戦苦闘😓)

これを利用すればジェルとかエナジーバーとか沢山持たなくても良いと思います。

シューズ

トレランシューズ

これが一番悩ましい。

今回、ちょっと特殊な状況で自分は何とワークマンのハイバウンス(1900円)で参戦しました!

ワークマン

先日のテイネオータムトレイルで下りアスファルトを、ソールの硬いトレッキングシューズで爆走した結果、ふくらはぎの筋膜がズタズタになった上に、折からの捻挫も完治せず「クッション性MAX、でも捻挫しないようにジャストフィットサイズで」という狙いで、サイズピッタリのハイバウンス(自分の手持ちではクッション性が一番)を選んだわけです。

結果として、サイズが合っておらず(登山にはワンサイズ大き目という基本を無視した結果)爪が剥がれかける事態に。

急な下りだと足が前に「つんのめる」のですが、ハイバウンスのニット構造のソフトなホールドではそれを抑えることができないのですね…捻挫するのが嫌で大き目(28㎝)サイズではなく、寧ろタイト目な27cmを選んだことも要因の一つです。ガッツンガッツンつま先が靴にあたることに…

ちなみにハイバウンス、クッション性は非常に良好で脚がいつもより後半残った印象。本当HOKAONEONEみたい。悪いのはこのコースで使った自分です。緩斜面のトレランだったら最強かも😄今度平地のマラソンレースでも使ってみたいです。

来年以降参戦される方への注意事項としては「沢渡り」区間をどうするか?要検討です。

基本くるぶしまでドボンするので、中途半端な防水対策は寧ろ無駄です。

割り切って濡れる前提で考えるしかないと思いますが、どうしても濡れるのが嫌な方はくるぶしまで覆うような防水対策を考えてください。防水ロングソックスを準備するとか?ちょっと厳しいような気もしますが。

富良野西岳の序盤が少し岩山的な硬さがあったと思いますが、コース全体としてはそこまで硬い道はなかったように思います。強いて言うなら、下りはガレ場が多かったので、最低限の突き上げ対策は考える必要があると思います。あんまり薄い底の靴だと痛くなるかも。

その他

今回自分はポールは持っていきませんでした。

しかし、後半のスキー場の登りはポールがあった方が楽だとは思います。その他の区間ではあまり使うタイミングはないかもしれませんが。

あと、推奨装備にヘッドライト(or小型懐中電灯)がありますが、正直本格的に遭難する場合以外はあまり活用機会はありません。トラブルなければ朝出て、昼過ぎにはゴールなので。

一応小さなライトは持っていきましたが、使いませんでした。

所感・要望

毎度のことですが、主催者・ボランティアの方々には深く感謝申し上げます。

その上で、より良い大会になるため以下提言させていただきます。

誘導人員・ルートサインの見直し

こういう言い方もなんですが、一本道の箇所に人やサインがあったりする一方、正直迷う箇所に何も無かったりもしてました。

個人的には第4エイドから第5エイドへ向かう登りで「本線」を外れて「支線」に逸れる箇所に表示がなかった(本線に行くとスタートに戻るので冷静に考えると「あり得ない」道ではあるのですが)点、それとゴール直前ゲートに向かった曲がる箇所で行き過ぎてしまう点。

この二点は表示が必要と強く思います。

ルートの整備

前述しましたが(コロナ対応で想定通り進まなかった旨発言があり、致し方のないものと思いますが)、富良野西岳の登り山頂付近の笹薮が率直に言ってレースコースとしては許容範囲外だっと思います。

藪で肌が切れるのは自己責任としても、足元が見えない中、自分や周りの参加者も結構な頻度で躓いてました。今回けが人等は出ていないと思いますが、西岳自体切り立った稜線で躓いた際に、滑落の危険性もあると思います。

大変お手数とは思いますが、レースをするということであれば、やはりある程度刈っていただく必要があると思います。

山あり、谷あり、川あり。トレランというよりアドベンチャーレースに参加したような気になる中々面白い大会でした!

あと、エイドで地元のお菓子屋さんの饅頭やとトマト、メロンが出されるなど、地物を積極的に採用している点も素晴らしいと思います!